【乳腺炎体験記5】傷は癒えても消えぬ恐怖はある

前回の続き


朝、おっぱいの痛みは和らいでいた。鎮痛抗炎症湿布の効果恐るべし。白斑は三つのままだったが、なんか白いさぶたっぽくなっていた。かさぶたの下からおっぱいが漏れでる感じ。しかししこりはまだ消えていない。このまま家で授乳してまた悪化しても困る。昨日のおっぱいマッサージをしてくれた助産師さんにも、明日もマッサージを、受けた方がいいと言われているので、今日はセンターから紹介された助産院Bに行く。


助産院Bはとっても穏やかな先生で、傾聴力の高さになんでも話しちゃいそうになる。もちろんマッサージの腕もちゃんとしている。痛くないマッサージだった。色々な授乳姿勢についても指導を受けたが、一番の収穫はおっぱいを離してもらうときのテクニック。私は口の端を引っ張って口の真空を解いて乳首を外していた。これだとたまに乳首を噛まれる。先生から教えてもらった方法は、歯茎まで指突っ込んで歯で乳首噛まれないようにして外すというもの。指、そこまで深く突っ込むんだ!ネットでは口の端から指を入れて外しましょうとしか書いてなかったから、指を深く突っ込むのは盲点だった。

今回乳腺炎になってから授乳タイムが恐怖でしかない。またよじって飲まれて乳首に傷ができたらどうしよう、でも飲んでもらわにゃよくならない。しかし傷ができるのがこわい。今ある傷が授乳するたびに痛む。

おっぱいは快方に向かっている。金曜が山だったな。でもまだチクチク痛むから湿布は貼っておく。あとは授乳で完治を目指す。